SN13T株(ラクトバチルス・プランタラム・SN13T株)〜乳酸菌の種類
SN13T株は胃液や胆汁に強い耐性を持つ植物性乳酸菌で生きて腸まで届きます。SN13T株は体内のlgA抗体量を増やす作用があり免疫力を高める作用があるとされています。
またピロリ菌に耐性を持つことが分かっています。ピロリ菌は胃炎、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃癌その他胃外性疾患の原因になりうる菌ですので、SN13T株はこれらに対して予防・改善効果を発揮するのではないかと期待されています。
乳酸菌には、花や果物、野菜などの植物からつくられる植物由来のもの、乳製品など動物からつくられる動物由来のもの、2つの種類があります。どちらも人間には大変メリットの多い乳酸菌株です。これまで植物由来の乳酸菌株は、動物由来の乳酸菌よりも増殖しにくいというのが常識でした。しかし、植物の葉から発見したこのSN13T株を、特定の果汁を使用して増殖促進培養することに広島大学遺伝子制御科学研究室の杉山教授が成功し元来の常識を見事に覆しました。
胃の不快感、胃が重い、胸やけなどの気になる症状がある方は、ピロリ菌が原因になっていることが考えられます。ピロリ菌は、胃壁を攻撃するため、胃炎や、胃潰瘍、胃がんなどの原因になると言われています。
近年では、診療ガイドラインでもピロリ菌の早期の除菌を勧めています。SN13T株は、ピロリ菌の除去にたいへん効果があるといわれている乳酸菌株です。ピロリ菌の保持者に、この乳酸菌が入ったヨーグルトを一か月摂取してもらった実験では、かなり高い除菌が出来る事が証明されています。この乳酸菌は、生きたまま腸まで届き、腸管に働きかけるので、免疫力が向上し、ナチュラルキラー細胞をも活性化させることが期待されています。
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参考サイト
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SN13T株(ラクトバチルス・プランタラム・SN13T株)〜乳酸菌の種類関連ページ
- EC-12株
- 乳酸菌EC-12株は正式にはエンテロコッカス・フェカリス・EC-12株と呼ばれます。球形の乳酸菌で殺菌された死菌体で安定性が高く特に腸内環境改善、免疫力向上に効果を発揮します。
- EF-2001株
- EF-2001株は、数ある乳酸菌株の中で、もっとも免疫増強作用の強い乳酸菌です。免疫力向上のほか腸内環境改善効果も期待できます。熱や酸に強いのも特徴です。
- JEF01株
- エンテロコッカス・フェシウム・JEF01株は特に整腸作用のすぐれた乳酸菌です。ビフィズス菌とJEF01株を用いた実験では便形状、便回数ともに改善されることが確認されました。
- Th221株
- テトラジェノコッカス・ハロフィラス・Th221株はしょうゆ諸味から分離した乳酸菌で特に抗アレルギー作用が強い乳酸菌です。
- 1131株
- ストレプトコッカス・サーモフィラス・1131株は「LB81乳酸菌」と呼ばれる菌の一つでヨーグルトを作るスターター(種菌)として有名です。
- LP28株
- ペディオコッカス・ペントサセウス・LP28株は果物から抽出された植物性乳酸菌で生きて腸まで届くことができます。腸内環境改善のほか免疫力向上、脂肪燃焼効果など幅広い作用があります。
- OS株
- ペディオコッカス・ペントサセウス・OS株(Pediococcus pentosaceus OS)は白菜の漬物から分離された乳酸菌で腸内環境改善効果が特に高いと確認されています。
- GCL1176株
- ラクトコッカス・ラクティス亜種クレモリスGCL1176株はカスピ海ヨーグルトの乳酸菌としても有名で高い整腸作用があります。
- BC90株
- ラクトバチルス・ガゼイ・BC90はアルビン菌ともよばれ、高い免疫力向上機能と整腸作用があります。
- HOKKAIDO株
- HOKKAIDO株はラクトバチルス属プランタラム種の乳酸菌で漬物から分離した食物性乳酸菌です。生きて腸まで届き、大腸菌-O157の細胞付着抑制、免疫関連因子サイトカインを誘導するなど免疫力向上効果が期待できます。
- HSK201株
- HSK201株(ラクトバチルス・プランタラム・HSK201)はドイツの伝統食ザワークラウトから見つかった乳酸菌で酸に胃酸や腸液に対して高い耐性を持ち生きて腸まで届きます。整腸作用、アレルギー改善効果、免疫力向上効果など期待できます。
- JLG01株
- JLG01株(エンテロコッカス・フェシウム・JLG01株)は高い整腸作用を持つ乳酸菌でビフィズス菌と組み合わせた実験で2週間摂取した結果、排便回数、便形、においで改善されました。
- KW3110株
- ラクトバチルス・パラカゼイ・KW3110は免疫細胞のバランスを整える乳酸菌としてキリンホールディングスが発見した乳酸菌です。
- K-1株
- ラクトバチルス・ガゼイ・K-1株は亀田製菓がお米から分離した乳酸菌で高い整腸作用とガンを誘因する「変異原物質」を除去する働きがあります。
- K-2株
- ラクトバチルス・パラカゼイ・K-2は酒粕から分離された乳酸菌で抗アレルギー作用の高い乳酸菌で花粉症やアトピー症状改善に効果が期待できます。
- LGG菌
- ラクトバチルス・ラムノーサス・LGGは整腸作用、ダイエット、抗アレルギー作用、発ガン物資の生成を減少するなど多くの効果があり世界中でもっとも研究の進んでいる乳酸菌といっていいでしょう。
- LS1菌
- ラクトバチルス・サリバリウス・LS1菌は歯周病予防・口臭軽減といったマウスケアに有効な乳酸菌です。LS1菌が作り出す乳酸が歯周病の原因になる口内細菌を殺菌します。
- L-55株
- ラクトバチルス・アシドフィルス・L-55菌は乳幼児の腸内から分離された乳酸菌で胃酸や腸液への耐性・腸への付着性が強い乳酸菌でアレルギー抑制に効果を発揮します。
- L-92株
- ラクトバチルス・アシドフィルス・L-92株はとくにアレルギー症状改善に高い効果を発揮する乳酸菌です。
- NY1301株
- ラクトバチルス・カゼイ・NY1301株は酸や胆汁に対する耐性が強い菌で生きて腸までとどきます。またウェルシュ菌などの悪玉菌を減少させると同時にビフィズス菌など善玉菌を増やす働きがあります。
- N-1株
- ラクトバチルス・カゼイ・N-1株は胃や小腸で生存・増殖が可能な乳酸菌で腸内環境改善効果のほかガン予防、コレステロール値低減効果などが期待できる乳酸菌です。
- ガセリ菌SP株
- ガセリ菌SP株(ラクトバチルス・ガセリ・SBT2055株)は消化官への定着生が証明されている乳酸菌で長期間体内にとどまることができます。そのためさまざまな保健効果を発揮すると注目されている乳酸菌です。
- ラブレ菌
- ラブレ菌は漬物から発見されてた植物性乳酸菌です。動物性乳酸菌に比べて生命力が強い植物性乳酸菌ですが、ラブレはその中でも特に強い生命力を誇ります。腸内環境改善のほか免疫力強化が期待できます。
- SN35N株
- ラクトバチルス・プランタラム・SN35N株は胃液や胆汁に強い植物性乳酸菌で生きて腸まで届きます。とくに免疫作用に強い乳酸菌として知られています。
- S-PT84株
- ラクトバチルス・ペントーサス・S-PT84株はプロテクト乳酸菌としても知られ、その高い免疫力活性化作用に注目が集まっています。
- シロタ株
- ラクトバチルス・ガゼイ・シロタ株はヤクルト菌としてもしられ整腸作用の強い乳酸菌です。ヤクルト関連の製品には必ずと言っていいほど含まれています。
- LB81菌
- ブルガリア菌2038株はLB81乳酸菌と呼ばれる菌のひとつで古くからヨーグルト発酵のスターターとして使われています。とくに整腸作用に優れた乳酸菌です。
- ロイテリ菌
- ラクトバチルス・ロイテリ菌はスウェーデンのバイオガイア株式会社が保有する乳酸菌で腸内環境改善の他、口内環境改善、免疫力強化など機能性に富んだ乳酸菌です。HIV患者や幼児に対する臨床試験でもロイテリ菌の効果が確認されています。