ストレプトコッカス(Streptococcus)属〜乳酸菌の種類
人間の腸には、100種類以上、100兆個以上もの腸内細菌が存在します。球菌、桿菌があり、その球菌のひとつの乳酸菌属が、ストレプトコッカスです。小腸上部に存在します。あまり聞きなれない乳酸菌属、ストレプトコッカスですが、「曲がりやすく紐のように配列する球菌」という意味を持ちます。
実際に顕微鏡でみると、球菌のひとつひとつが規則的に連なり、鎖のように見えます。現在、微生物学上、医学上では、「レンサ球菌」とも呼ばれています。大きさは、およそ直径 1ミクロン、1000分の1ミリメートルです。グラム陽性球菌で、カタラーゼ陰性です。酸素の有無に関わらず、乳酸発酵によってエネルギーを得ることができるのが特徴です。
また、この菌は、α、β、γの3つの溶血性に分類します。実は、ストレプトコッカスは悪性の要素があり、急性咽頭炎や扁桃炎などの熱や感染症、リウマチ熱、虫歯などを引き起こす菌なのです。
しかし、近年、研究がされ、バイオの力で、医薬品やサプリメントなどに使用できるように開発されています。これが、今注目の「人由来の乳酸菌」です。人の腸内細菌から分離した乳酸菌を、分離精製し、効力のあるものだけを種菌とし、培養し、乳製品を作りだします。乳酸菌のもつ、整腸作用や美容効果が得られる、安全な商品を開発し、どんどん商品化が進んでいます。
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- エンテロコッカスは、人の体内に存在する細菌、常在菌のひとつで、楕円形のレンサ球菌です。分類すれば、この菌の乳酸菌属は、連鎖球菌属の腸球菌になります。
- テトラジェノコッカス属
- 日本人に古くからなじみの深い、植物性乳酸菌。調味料の味噌や醤油などの発酵食品に含まれています。その乳酸菌属が、テトラジェノコッカスと呼ばれるものです。
- ペディオコッカス属
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- ラクトコッカス属
- ラクトコッカスは、チーズやヨーグルトの発酵に使われる、乳酸菌の一種で、牛乳にも多く含まれています。乳酸菌には、棒状、球状の2種類の形状があり、これは、球状の乳酸菌に分類されます。
- ラクトバチルス属
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